こんにちはジョージです、かっこいい FileMaker プラグインの作り方を紹介するよ!このトピックは、私自身もそんなに詳しくないので参考程度にしておいてくださいね。
FileMaker プラグイン
プラグインを使えば、FileMaker 標準機能だけでは実現できない処理も C 言語または C++ 言語で開発してカスタム App で利用できるようになります。最近では、FIleMaker 標準関数の充実や、カスタム App と Web ビューアとの連携が格段にやりやすくなったので、余程のことがない限りプラグインを開発する機会は減ったと思います。
しかしながら、超スピードが要求される処理だったり(カスタム App のデータを使って大量に特殊なバーコード画像が必要とか)C 言語で利用可能な便利なライブラリをカスタム App でも使いたい場合、どうしても FileMaker で利用可能なプラグインの作成が必要な場合もあります。
プラグインの開発に必要なもの
プラグインを開発するには C や C++ の知識が必要です。これらは FIleMaker カスタム App 開発者にはとても敷居が高い言語なのですが、ChatGPT に代表されるような人工知能をパートナーに開発をすすめる事で近年、その障壁は乗り越えられるようになってきました。そして、プラグイン SDK、サンプルも必要です。それは、以下の URL よりダウンロードできます。
Windows、Mac、Linux、および iOS 用のプラグイン SDK のダウンロード
https://www.claris.com/ja/resources/downloads/
プラグインのドキュメント
さて、プラグインのドキュメントですが基本的にはダウンロードした SDK に含まれるサンプルを参照するか、インターネットに散らばる少ないリソースを地道にチェックします。特に有用なのは以下の 3 つです。
- BaseElements-Plugin – GitHub のソースをみる
- MBS Plugin 何かのプレゼンテーション
- FileMaker Plugin Developer Resource wiki
そして、私が考える一番使える日本語ドキュメントはなんと「FileMaker Pro 10 Advanced デベロップメントガイド」です!ググればまだ PDF をダウンロードできるので、早めにダウンロードしておく事をおすすめします。
なぜ「FileMaker Pro 10 Advanced デベロップメントガイド」がお勧めなのか、次の比較画像をご覧ください。左は Pro 10、右は Pro 11 の同一ドキュメントです。
しかし、Pro 10 の方が圧倒的にプラグインの解説が多いではありませんか!!ページ数でいうと 8 ページも違います。これでは Pro 10 時代のプラグイン開発知識がない若い世代の人には、まったく情報が足りません。
さらに FileMaker Pro 10 Advanced のインストール CD の中にある「日本語エキストラ」フォルダの中には、現在は恐らく入手困難なサンプル「FMExample」が付属するのです!これは当社ジェネコムで発掘した貴重なインストール CD の中身です。
そして「FMExample」には、FileMaker 環境設定ダイアログから「設定ダイアログ」を表示するサンプルが含まれているのです。これは本執筆時点の現在、公式サイトからダウンロード可能なプラグイン SDK には含まれていないサンプルコードとなります。もはやエキストラではなく主役級の存在です。
ですので、Pro 10 のインストールメディアをもっていない方は Dメールで過去の自分にメッセージおくったり、タイムリープで 2009年代に戻ってなんとか入手してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?プラグイン開発に興味をもっていただけたでしょうか?「かっこいい FileMaker プラグインの作り方」では、気の向くまま超不定期に 5 月に告知させていただいた ChatGPT をカスタム App から使う為のプラグインの開発までの道のりを記事にまとめていきたいと思います。お楽しみに!